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ホーム > ヤマハで習う・学ぶ > 鳴るほど♪楽器解体全書 : リコーダーの吹き方や歴史


鳴るほど♪楽器解体全書
リコーダー第4回
リコーダーの吹き方や歴史
 
リコーダーの雑学、大集合!
リコーダーの雑学、大集合!
 

今週はリコーダーの最終回。インタビュー中に話題になった、おもしろ雑学をご紹介しましょう。知ってると、ちょっと自慢できるかも。

  このページに掲載されている情報は2004年2月現在のものです。  
TOPICS
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●吹き方の極意 【今日からあなたもリコーダーの達人】
●音をきれいに出すための極意 【リコーダーもお掃除が肝心】
●学校のリコーダーあれこれ 【リコーダーに見る伝統と優しさ】
●リコーダーの華やかな歴史 【紳士淑女のたしなみ】

  吹き方の極意
 

ドレミ以外の音も自在に出せる

音孔(おんこう)を完全にふさいでいる指を、吹きながら徐々に開けていくと、音が一音分なめらかに変化します。まるで雅楽器のような、なめらかな音が出せる達人テク!
リコーダー達人テク
 

自分なりに押さえればOK

無理に、指の腹で音孔を押さえなくてもいいんです。手の大きな人、指の長い人は第二関節でもいいので、自分が押さえやすい方法を探しましょう。これで指が痛くならずに済む!
 

音が出ない理由は2つ

音がちゃんと出ないのは、空気が抜けているか、息が強すぎるか、のどちらか。まずは、演奏中、他の人に指が音孔をきちんと押さえているか見てもらいましょう。右の小指で押さえる時に、薬指がつられてずれちゃうとか、自分で気づかないこともありますから。
息が強すぎる場合、ピーッと音が鳴ることがあります。これは1オクターブ上の倍音になって音がひっくり返っているということなので、息を弱めに吹きましょう。息はコントロールが大事。
あとは練習すればするほど上達します!
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  音をきれいに出すための極意
 

ブロックが湿り過ぎてないかチェック

木製リコーダーの場合、ブロックに使っているのは赤杉(レッドシダー)。高級鉛筆の木で、腐りにくいため船のデッキにも使われている素材です。最近ではまん丸でいい香りの防虫剤になってたりします。赤杉は音をまろやかにする効果がありますが、リコーダーを吹き過ぎて水分が飽和状態(これ以上吸収できない状態)になってしまうと音の出が悪くなります。一日に何時間も吹くと、音の調子が悪くなるのはこのため。溝にも水滴がたまるので、しっかりと取りましょう。(取り方は↓)
左は黒檀、右は黄楊のリコーダー
左は黒檀(こくたん)、右は黄楊 (つげ)のリコーダー。ブロックは どちらも赤杉
 

水分を思いきり出せば音がよみがえる

リコーダーを吹いていると管の先から水分がたれてきますが、あれはツバではありません!! 管に吹き込んだ温かい息の中の水蒸気が、冷えて水滴になったもの。ネバネバしていませんよね。この水分が、ウインドウェイや左右のすき間などブロック周りにたまると音が出にくくなるので、外に出しましょう。
<人前で演奏中は>
吹き口から水分を勢いよくスッと吸い込みましょう。音が良くなります。
    <演奏後は>
リコーダーの先の穴を手でふさぎ、窓に唇を当てて強く吹くと、吹き口から外にピュッと水分が出ます。すると音がよみがえります。吹き口の向きにはご注意を。
あとは管の内側の水分を、ガーゼをつけた掃除棒でふき取りましょう。
窓から息を強く吹く
窓から息を強く吹く
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  学校のリコーダーあれこれ
 

リコーダーの白色は象牙(ぞうげ)から

昔のヨーロッパでは王様や貴族が貴重な素材で作った楽器を望んでいたので、黒檀(こくたん)や象牙のソプラノリコーダーはもちろん、すべて象牙でできた1メートルのバスリコーダーまでありました。何本象牙を使ったことやら。現在ではワシントン条約によって象牙の国際商業取引は原則禁止されていて、ヤマハでは人工象牙を用いています。
すべて象牙のリコーダーのほかに、木をベースにジョイント部のみ補強目的で象牙を使ったリコーダーもありました。現在の教育用リコーダーの白色や、白と茶・黒の組み合わせはその名残りなんですよ。
黒檀のソプラノ・アルトセット
黒檀のソプラノ・アルトセット。
白色の部分は人工象牙が使われている
    ABS樹脂製のソプラノ、アルトリコーダー
ABS樹脂製のソプラノリコーダー(左・中央)、アルトリコーダー(右)
 

片手リコーダーもあるんです

「音楽の時間、みんなとリコーダーを吹きたい」「片手で吹けるリコーダーはありませんか」。そんなこどもたちや親御さんの声に応えて、片手リコーダーを開発したのが、今回インタビューした山田有恒(やまだゆうこう)さん。二十数年前、一通の手紙をきっかけに東京都補装具研究所を訪ね、何十人ものこどもたちの手の様子を観察し、試作をしては吹いてもらって改良を重ねたとのこと。片手の親指から小指までの5本の指で演奏できるように、フルートやサックスのようなキイシステムが施されています。だれもが音楽を楽しんでほしい、という気持ちがこもったリコーダーです。
左手用ソプラノリコーダーとアルトリコーダー
左手用のソプラノリコーダーとアルトリコーダー。
もちろん右手用もある
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  リコーダーの華やかな歴史
 

リコーダーは花形楽器

ルネッサンス期のリコーダーは1オクターブ+6音(ド~ド~ラ)の広い音域でメロディを奏でられる、スター的な楽器でした。“リリックな(清らかな)”と形容される良く通る音が愛されて、雅びでソフトな音色の弦楽器であるリュートやヴィオラ・ダ・ガンバなどを伴奏に、メインで演奏されていたんです。教会や王宮で奏でられることも多く、天使のイメージとも重ねられて、絵画にも多く登場しているんですよ。
 

王様も愛好者

15世紀末に生まれ、イングランド国王となったヘンリー8世もリコーダー愛好者で、自分でも演奏したそうです。彼は4本~9本のリコーダーが入ったケースをいくつも持っていました。これらのセットは一緒に製作され、互いに調和するように調音されていたようです。 ※参考文献『世界の楽器百科図鑑』
9本の場合、おそらく右の絵のような構成だったと想像されます。家来たちに吹かせてリコーダーのアンサンブルを楽しんでいたのでしょうね。
リコーダーセット
 

19世紀に一時廃れたのが幸いした!?

リコーダーは18世紀にすでに完成されている楽器です。でも一時期人々に忘れ去られてしまい、20世紀になって復元されました。そのため他の楽器とちがい、変革がされず、昔の形態がそのまま残っています。昔の音の方がいい、昔のような楽器をつくりたい、という想いが強い楽器で、メーカーごとに、また種類ごとに、銘器をモデルにしていることがあります。ヤマハでは、デンナー※の復刻版モデルの木製アルトリコーダーや、ロッテンブルグ※の形を模したソプラノリコーダーなどを製作しています。 ※デンナー、ロッテンブルグはリコーダーの銘器の製作者(メーカー)の名前です。
  リコーダーは今回で終了。
歴史が古いだけに、リコーダーの世界は深くて温かみもあって、癒されますね。
「ちょっと吹いてみようかな」なんて思ってもらえてたらうれしいです。
さて来週は何の楽器が登場するでしょうか。どうぞお楽しみに!
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  ものしりエピソード
    リコーダーは小鳥に歌を教えるための道具だった
1世紀半の眠りから覚めたリコーダー
ヤマハ製品ページ/リコーダー
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