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ホーム > ヤマハで習う・学ぶ > 鳴るほど♪楽器解体全書 : エレキギターの種類と構造


鳴るほど♪楽器解体全書
エレキギター第1回
エレキギターの種類と構造
 
これもあれもエレキ
これもあれもエレキ

エレキギターと聞いて、どんな楽器をイメージしますか。赤色とか黒色? 金属やプラスチック?ギュイーンとした音? “エレキ”って一体どんな楽器なのか、設計担当の山中伊顯(やまなかこれあき)さんにきいてみますね。

このページに掲載されている情報は2005年2月現在のものです。
TOPICS
そもそもエレキギターとは? 【電気的に音を増幅】
エレキギターは大きく3タイプ 【フルアコ&セミアコ&ソリッド】
低音とリズム担当のエレキベース 【基本は4本弦】
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  そもそもエレキギターとは?
 

♪エレキギターってどんな楽器のことですか?

「木のボディの上に金属の部品が付いていて、鉄弦が張ってある楽器です。そのまま弾くと音は小さいですが、機械を使って電気的に音を増幅させます」

♪えっ、ボディは木!

「そうなんです。金属やプラスチックに見えたり、色もカラフルなので、木だと思っていない方もいるかも知れませんが木目もしっかりありますよ。基本の音は、他のギターと同じくボディ材によって変わります」

♪電気的に音を増幅させる、というのは?

「ボディに埋め込まれたピックアップという装置が弦の振動を弱い電気信号に変え、それがコード(シールドケーブル)を通ってアンプに行きます。アンプでは電気信号を音に変えて出すんですが、その過程で音のトーンやボリュームを調整したりするんですよ」
山中伊顯さん写真
山中 伊顯さん
高校の教室で聴いた“エレキ”がCDの音とそっくりで感激
  エレキギターの仕組み
 

♪ピックアップが音を電気に変えて、アンプが電気を音に変えている。
 “エレキ”はアンプがあって初めて成り立つ楽器なんですね

「そうですね。でも、アンプに繋(つな)げなくても十分練習できますし、“フルアコ”なら生でも案外大きな音が出ます」
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  エレキギターは大きく3タイプ

♪“フルアコ”って何でしょう?

「エレキギターには大きく、フルアコースティック・ギター(以下、フルアコ)、セミアコースティック・ギター(同、セミアコ)、ソリッド・ギター(同、ソリッド)の3タイプがあります。音色もちがいますし、ボディの厚みもかなり差があるんですよ」
右から厚いフルアコ、セミアコ、薄いソリッド
右から厚いフルアコ、セミアコ、薄いソリッド
 
フルアコ
▲上記の音を聴くためには、最新のフラッシュプレーヤーが必要です。
「フルアコは屋外や大ホールでも充分な音量が出せるように、生ギターにマイク(ピックアップ)を付けたギターです。ボディの中は空洞なので、かなり胴鳴りもします。エレキギターの中でもっとも歴史が古く、生まれたのは1930年代。ジャズやブルースでも出番が多いんですよ」
響室を持ち、ヴァイオリンのようなf字ホールもある“フルアコ” 
響室を持ち、ヴァイオリンのようなf字ホールもある“フルアコ” 
 

♪かなり厚みがありますね

「フルアコよりボディが薄いのが、セミアコです。海外ではセミホロウと呼ばれるのが一般的ですね。ボディの中央部分は木が詰まっていて、左右は空洞になっています。音色がフルアコとソリッドの中間です」
  セミアコースティック・ギター断面図
セミアコ
▲上記の音を聴くためには、最新のフラッシュプレーヤーが必要です。
  「そしてソリッド・ギター。これが一般的に“エレキ”と呼ばれている楽器です。一枚板か何種類かの板を接合した、空洞がなく中身の詰まったボディになっています。いろんな形の中から2つ、例を紹介しますね」
 
糸巻が左右で3対3のソリッド
糸巻が左右で3対3のソリッド
糸巻が片側に6個並んだソリッド
糸巻が片側に6個並んだソリッド
 
▲上記の音を聴くためには、最新のフラッシュプレーヤーが必要です。
  「青い方は糸巻が左右に3個ずつ付き、ボディはシングルカッタウェイ。黒い方は糸巻が6個一列に並んだ、ダブルカッタウェイのギターです。見た目はちがっても、どちらも“エレキ”なんですよ」

♪曲線がユニークですね!

「ボディがえぐれているのは、高い音のフレットまで押さえやすいように。フレットの数は21や22だったり、24とか26の場合もあります。数が多くなるとフレットの間隔が狭くなって押さえにくくなりますが、1つのフレットで半音ずつ音域が広がります」
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  低音とリズム担当のエレキベース
  「エレキギターより音域が低く、曲の中で低音部を受け持ち、曲にリズム感を出す役割もしているのがエレキベースです。エレキギターは弦が6本なのに対して、通常4本の太い弦が張られています。場合によっては5弦や6弦のエレキベースもあります」

♪太い弦になると何が変わるんでしょう?

「弦が太くて張力が大きい分、強い力で引っ張らないといけないのと、弦の振動を受け止めるのにボディの大きさが必要なので、エレキギターよりボディサイズは一回り大きくなります。ネックも長くて、ナットからブリッジまでの弦が振動できる距離を長く取ってあります。並べてみると、大きさの差がよくわかりますよ」
左はエレキギター、右が一回り大きいエレキベース
左はエレキギター、右が一回り大きいエレキベース
 
 
※各名称にカーソルをのせてみてください
▲【エレキギターの各名称】を表示するためには、最新のフラッシュプレーヤーが必要です。
 
エレキギター&エレキベース音域表 エレキギター
エレキベース
 
▲上記の音を聴くためには、最新のフラッシュプレーヤーが必要です。
  “エレキ”にはいろんな種類や形があって、
今まで不思議だったんですがスッキリしました!
エレキベースは“エレキ”の1つとして
分類されることもあるんですって。
次回は音の要、ピックアップについてお伝えします。
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